2006年09月28日

エナント酸

炭素数7   エナント酸(n-ヘプタン酸 、 enanthic acid)

エナント酸についての資料がなかなか探せなくて、
結局はあきらめました(x。x)゜゜

銀杏の実の臭気は、カプロン酸(炭素数6)や
エナント酸(炭素数7)が主成分なんだそうです。
でも沖縄県に住む私には銀杏の臭いは知りませぬ(^_^;


これまでとりあげた1:ギ酸、2:酢酸 、3:プロピオン酸 、4:酪酸、
5:吉草酸、6:カプロン酸、そして7:エナント酸のような炭素数が
7個以下の脂肪酸は短鎖脂肪酸といいます。

一般的に、脂肪酸の炭素数は偶数になっていて、
ギ酸やプロピオン酸を除く炭素数が5(吉草酸)以上の
奇数の脂肪酸は、自然界ではまれなので、
人工的に合成するか酸化によってつくられているようです。
エナント酸の場合、ヒマシ油の成分をさらに酸化してつくられて、
潤滑油として利用されているそうです。


エタノールとエナント酸をまぜてエステル化すると、
香気のあるエナント酸エチルが得られ、
食品の着香料としても利用されているそうです。

ちなみに、その香りはモモやイチゴの香りとか、
ワイン様の香りとかいわれていますが、
先ほどの銀杏の臭気とイメージがだいぶ違いますが・・・

ふ〜(-.-)

     やっと短鎖脂肪酸終わりました、

        疲れた〜(^_^;)

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2006年09月07日

カプロン酸

炭素数6    カプロン酸(n-ヘキサン酸  Caproic acid)
融点-4℃、
沸点205℃
無色の液体、きわめて不快な臭いを有する。
「Caproic acid」の「capro」は「capri・ヤギ」のことなんだそうで、
たしかにヤギのにおいは臭いことで有名です。

試しに食品成分データベースで調べてみたら、
ヤギ肉にカプロン酸はそれほど入っていない。あれれ?
バターには酪酸とともにカプロン酸がたくさん含まれていました。

ヤギとバターとどっちが臭いか、
    ヤギの方だと思います(^_^;

臭いお肉でよく話題になるのがマトン(2歳以上の羊肉)、
若いラム(仔羊)は臭いが少ないといわれていますが、
それでもだめ!という人もいます。
獣臭がつよければきっとカプロン酸が含まれているかも知れないと思い、
調べましたが、出てきません(..)
マトンのにおい成分はなんなんでしょう?

ヤギのにおいの話に戻りましょう♪
沖縄県ではヤギ料理があって、宮古島でもお祝いがあると
ヤギをつぶして大きな鍋でヤギ汁をつくります。
これが大好物という人はたくさんいますが、
家中ヤギ臭くなるということで、主婦を悩ませます(^_^;
ヤギの肉は神戸牛のような霜降り状態なんだそうで、
いや、それ以上の脂があると私の友人はいいます。
ですから料理する時は汁の上に浮いてくる脂を
たえず取り除かねばなりません。

マトンも脂がにおうので脂を落とすジンギスカン料理がいいのだそうで、
ヤギ肉もジンギスカンにしてみたらどうか、とか
うなぎの蒲焼きのように網の上で焼いてみたらどうかと思うのですが、
以前からやってみたくてウズウズしているのですが、
いまだに実現していません。

自分でヤギを飼ってまで試す時間もエネルギーも無いし
どうしましょ(^_^;)

だいぶ話がそれてしまいました。
カプロン酸エチルなどのエステル系は日本酒の香り成分の一つなんだそうです。
また、生薬で川楝子(せんれんし)にもカプロン酸が含まれているそうです。
川楝子(せんれんし)とはトウセンダン(Melia toosendan)の
果実を乾燥したものなんだそうで、
思わず、この生薬はどんな臭いなんだろうと思いました


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2006年08月31日

吉草酸

炭素数5   吉草酸(バレリアン酸)

融点-34.5℃
沸点187℃
無色の液体で臭気がある

蒸れた靴下、足の裏の臭いとも評され
悪臭防止法の規制対象となっています。
西洋カノコ草(Valerian)というハーブから発見され
バレリアン酸と名付けられました。


西洋カノコ草の根を乾燥させると、強烈な臭いが発せられるが
この臭いが、なんと眠りを誘うといわれ、
ヨーロッパではリラックスのハーブとして利用されるのだそうです。

西洋カノコ草はどんなハーブなのか検索してみました。
あらま!
出てくるは、出てくるは、健康茶やサプリメント!
こんなにあったのですね、バレリアンの製品
肝心の植物の写真はなかなか出てきませんでした
眠れない人が多いのですね(゜_゜;)

ふと思いました。
眠れない夜は足の臭いでも嗅いだら眠れるのかな(^_^;

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2006年08月27日

酪酸

炭素数4  酪酸 (ブチル酸)
融点-7.9℃、
沸点164℃
無色の油状液体で、特有の臭気を有する
バターやチーズ、皮脂に含まれている
弱酸であり、アリカリと反応する。
酪酸は粘膜の傷を修復し、腸を活性化する働きがあります


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プロピオン酸

炭素数3   プロピオン酸 (プロパン酸、propanoic acid)
融点-21℃、
沸点141℃
無色の液体で、不快な臭気を有する
pH6以下の酸性で、抗菌性が強いので
食品の保存料、防かび剤として利用されています


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酢酸

炭素数2  酢酸 (エタン酸、acetic acid)
融点 16.6 ℃
沸点 117.9 ℃
文字のごとく酢のことです
酢が脂肪酸って信じられないですけど、
炭素の構造としてやっぱり脂肪酸だそうです(^_^;)
常温で無色液体、刺激臭、酸味があり
腐食性、可燃性です
お酢というと普通は天然の発酵によるものと想像しますが
発酵法は全世界でのお酢の生産量の10%しかなく
残りは合成のお酢なんだそうです。
酢酸の主な用途は「酢酸ビニルモノマー」の製造で
合成樹脂の原料として塗料や接着剤として使われます。


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ギ酸

炭素数1  ギ酸(蟻酸、formic acid)
融点 8.40 ℃
沸点 100.75 ℃
文字のごとく蟻の酸です。毒性のある液を敵に吹きかけて
巣を防御する習性のある蟻から得られたので、この名がついたそうです。
現在では化学的に生産されているようです。
家畜用飼料の防腐剤や抗菌剤として利用されますが
腐食性と浸透性があるので
毒物及び劇物取締法により劇物に、
消防法により危険物第4類に指定されています。
皮膚や目に対して有害なのでさわったら危険



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短鎖脂肪酸

前に炭素数による脂肪酸の種類について書きました

脂肪酸にはいろんな分類の仕方がありますが
とりあえず簡単に分類すると

炭素数の数が12以下のものを低級脂肪酸
12を越えると高級脂肪酸と呼びます

炭素数が7個以下だと短鎖脂肪酸、
8〜10のものは中鎖脂肪酸、
12以上だと長鎖脂肪酸と呼んでいます



これから短鎖脂肪酸について書いてみたいと思います。


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2006年07月10日

オイルまで手作り

これまで難しい内容ばかり書いていたので、
今日はちょっとお休みして、ただの日記を書いちゃいます。
実は嬉しいことがあったんです♪

宮古島にはテリハボクという木があって、
偶然この木から油が採れるということが判りました。
この油はカロフィラムオイルといい、
ハワイではココナッツオイルに混ぜられて
マッサージオイルとして販売されているそうです。

石けんを手作りしているせいか、とても興味を持ち
さっそくテリハボクの種子を集めたのは3月、
あれから4ヶ月間どうやって絞るか悩みました。
たくさんの本を読んだり、ネットで調べたりして勉強しました。
その結果、やっと採れたカロフィラムオイル、
おそらく唯一の国産カロフィラムオイル、
今、オイルを落ち着かせるために寝かしていますが
次の石けんに入れるのが楽しみです。

趣味で始めた石けん作り
最初は廃油せっけんからスタートしたけど
今ではオイルまで自分で絞ることを始めちゃいました。

オプションとしてのオイルだけではなく
オリーブオイルやココナッツオイル、パームオイルまで
手作りできたらいいな〜なんて考える私は
もしかして「おたく」?

banner_02.gifおたくと思う?

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2006年07月02日

脂肪酸の分類

え〜と、何を書けばいいのか解らなくなるほど
日にちが経ってしまいました(^_^;

確認してみると前回のテーマは脂肪酸、
今日は更に突っこんで分類してみたいと思います。
たぶん一番難解な部分だと思うけど
ここを押さえないと「油」について、中途半端な理解の仕方になり
イメージ広告などに簡単に振り回されると思うから・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

脂肪酸の分類の仕方はたくさんありますが
今日は、炭素数による分類です

脂肪酸は炭素と水素と酸素からできています。
式にすると  CnHmCOOH 
「C」が炭素 「H」が水素 「COOH」は酸素です


脂肪酸の炭素は鎖状に配列した分子構造を持っています。

 ○−○−○−○−○−○−○−○−○  のような状態

この炭素を水素(H)が取り囲んでいます。

    H  H H H  H
    | | | | |
 Hー0−0−0−0−0−(COOH・酸素)
    | | | | |
    H  H H H  H

  

すべてのC(炭素)とH(水素)が互いに結合し、
飽和状態にあるので「飽和脂肪酸」と呼びます♪
安定した状態なので酸化しにくいといわれています

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

言い忘れたけど、炭素には4つの手があります。
上の図を見てもわかると思います。
それぞれ一本の手でつながっていますが
下の図のように二本の手でつながれたものは「不飽和脂肪酸」と呼びます


    H  H H H  H
    | | | | |
 Hー0−0−0=0−0−(COOH・酸素)
    | |      |
    H  H       H


炭素同士で手をつないじゃったので
水素を離しちゃいました(-.-)
これを二重結合とよんでいます。

二重結合が一つあるものを「モノエン脂肪酸」
二重結合の数が複数あるものは「ポリエン脂肪酸」
ホリエモンではないですよ〜
4つ以上あるものを「高度不飽和脂肪酸」といいます


   H  H  H  H  H H H
   | |  | | | | |
 Hー0−0=0−0−0=0−0−(COOH・酸素)
    |      |      |
    H      H      H

   
         のような感じ・・

結合が増えれば増えるほど不安定になり
とても酸化しやすくなります。

モノエン脂肪酸の代表的なものとしてオレイン酸とエルカ酸
ポリエン脂肪酸にはリノール酸・α‐リノレイン酸・γ‐リノレイン酸
高度不飽和脂肪酸はイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエン酸(DHA)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

脂肪酸はつながれている炭素の数による名称があります
めんどうだけど(-_-;)
石けんを手作りしている人にとっては避けられません。


炭素数  IUPAC名(系統名)   慣用名
4     n -ブタン酸    ブチル酸(酪酸 )
5     n -ペンタン酸      バレリアン酸(吉草酸 )
6     n -ヘキサン酸      カプロン酸
7     n -ヘプタン酸      エナント酸(ヘプチル酸)
8     n -オクタン酸      カプリル酸
9     n -ノナン酸       ペラルゴン酸
10     n -デカン酸       カプリン酸
12     n -ドデカン酸      ラウリン酸
14    n -テトラデカン酸    ミリスチン酸
15    n -ペンタデカン酸    ペンタデシル酸
16    n -ヘキサデカン酸    パルミチン酸
17    n -ヘプタデカン酸    マルガリン酸
18    n -オクタデカン酸    ステアリン酸
19    n -ノナデカン酸     ツベルクロステアリン酸
20    n -イコサン酸      アラキジン酸
22    n -ドコサン酸      ベヘン酸
24    n -テトラコサン酸    リグノセリン酸
26    n -ヘキサコサン酸    セロチン酸
28    n -オクタコサン酸    モンタン酸
30    n -トリアコンタン酸   メリシン酸


「だから、どうだっていうのよ」といわないでね(^_^;)

炭素の鎖の長さで短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸に分類され、
炭素数が短いと融点 が下がり、
炭素数が長いと融点は上昇します
−34.5 ℃でもサラサラの液状のものもあれば
93.6 ℃でやっと液状になる脂肪酸があるということです。

一般的には私たちが食べている油は
主に長鎖脂肪酸が多いです
長くなってしまったので
次回に続きを書きたいと思います。


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参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』脂肪酸
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
posted by かおる at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | オイル、嗚呼オイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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