2006年05月30日

ひまわり油

宮古島ではひまわりを植える人が増えています。
観賞用として庭に植えるというよりも
サトウキビ畑の緑肥として植えられているのだそうです。
ひまわりの高い養分と繊維質は、畑に鋤込むことによって
土を肥やし水はけがよくなるからです。

宮古島に訪れる観光客用にひまわりが
景観植物として役立つのではという期待もあるのですが
種子ができないうちに鋤込まないとならないので、
咲くと同時に、または咲く前に土の中に消えてしまう運命なのだそうです。

向日葵
科 名 キク科
原 産 地 中央アフリカ

ひまわりといえば眺めて楽しむ以外に
スナックとしての種子やひまわり油が知られていますが、
全草が薬草として利用できます。
でも今日はオイルとしてのお話だけに留めておきましょう(^_^)b

通常のひまわり油はリノール酸、ビタミンEを多く含み
これで石けんをつくると保湿効果が高くさっぱりした洗い上がりに
なりますが酸化しやすい石けんになります。
ハイオレックという品種改良されたひまわりから採った油は
肌の脂肪酸とよく似た組成をもつオレイン酸を80%以上含んでいるので
より安定性があり、石けんにもっとも適しているといわれる
オリーブオイルの代替えとして利用できます。

ひまわりの種には白と黒があり、植物油になるのは黒色の方。
食用としてのひまわり油はさっぱりとしたくせのない味で
コレステロールを減らすといわれるリノール酸を70%以上も含まれ
老化防止や美容に良い「ビタミンE」の含有量が、
植物油の中では最も多いため、ヘルシーオイルとして一時注目を浴びました。
しかし最近ではリノール酸の過剰摂取が問題になっています。

リノール酸は人間の体内で合成することができず、
食べ物から摂取しなけらばならない必須脂肪酸のひとつなのですが、
そのリノール酸を摂りすぎるとアトピー性皮膚炎や
関節炎を悪化させることが明らかになっています。
リノール酸は安価なため食品業界では多く消費されていて
お弁当やお菓子、加工食品など私たちは
知らず知らずのうちに取りすぎているのだそうです。
外食の多いあなた、大丈夫ですか?

もう一つ

油を加熱しすぎたり再加熱したりすると、脂肪酸由来の毒物
4−ヒドロキシトランス−2−ノネナール(HNE)が
大量に蓄積されることが明らかにされています。
この長ったらしい名前の毒素はリノール酸を有する油で特に大量に発生し、
心血管疾患、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、
ハンチントン病、肝疾患及び癌のリスクが増大する!

したがってひまわり油のようなリノール酸の多い油は
煙が出る温度まで油を熱しないこと、
油の使用は1回のみにすること、
なのだそうです。
できるだけ加熱しないで利用しましょう♪

でも外食どうしようf(^ー^;
ちなみにリノール酸の多い油は、紅花、なたね、コーン、大豆
日常的に使っているオイルばかりじゃん(゜_゜;)

最近ではリノール酸を謳った油ではなく
種子を品種改良してオレイン酸の含有量を増やした油が増えています。
キャノーラオイル  菜種油
ハイオレック    ひまわり油 べに花油(サフラワー)


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参考:なぜそんなに油っこいものが好き?
http://www.tcct.zaq.ne.jp/nitta/kenko/005essential_fatty_acid.html









posted by かおる at 05:11| Comment(3) | TrackBack(0) | オイル、嗚呼オイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 そのメカニズムはCCSCモデル(炭素結晶の競合モデル)といって、すべりの良さばかりでなく、摩擦試験データのバラツキが信頼性工学で言うバスタブ曲線になることや、極圧添加剤の挙動、ギ酸による摩擦特性の劣化挙動など色々と説明ができそうなトライボロジー理論らしいですね。トライボロジー関連の機械の損傷の防止、しゅう動面圧の向上設計を通じた摩擦損失の低減、新規潤滑油の開発など様々な技術的展開が広がっていきそうですね。
Posted by 自己潤滑性工具鋼SLD-MAGICの新理論 at 2015年06月22日 19:17
 色々部品があるが金属や鉄鋼材料同士が油を介して摩擦し合うのが、いまも昔も機械の実態。こういった技術をトライボロジーというのだが、そのなかでも境界潤滑技術というのが理論は確立せず摩擦損失の主な元凶であるにもかかわらず、研究者も少なく、理論がないため色々な材料同士を実験的に摩擦させるだけ。しかも実機試験とラボ実験の乖離などもあり、無用の長物扱いをされかねない中途半端な技術分野ともみられていた。
 材料技術が無いとティアワンの資格がないというが、その材料技術とはという問いを抱いて、玉ねぎの皮むきのようなことを何層にもわたり中心部分にはトライボロジーという、無気力な技術者がいるというのが実態だ。
 この形勢一変する、島根大学客員教授の久保田博士らが
提出した炭素結晶の競合モデルというのはこの事態を一変させるもので、「半世紀に渡りトライボロジストが見続けていた夢」とまで評されている。今後の活躍が大いに期待される。
Posted by 未来を夢見るトライボロジスト at 2016年12月19日 00:09
 現在の機械構造材料の最大のネックは摺動面。
いくら機械的特性(材料強度・硬さ)が高くても、材料というものは摩擦に弱い。
そのため潤滑油が存在する。しかしながら、それでも弱いので
コーティングをする。
しかし、日立金属が開発した自己潤滑性冷間ダイス鋼SLD-MAGICは
コーティングレスで摩擦に強いことが特徴。そのメカニズムは
潤滑油と鉄鋼材料が相互作用を起こし、グラファイト層間化合物
という高性能な潤滑物質を作るためであることが、日立金属技報
2017で公表された。
 これにより機械設計は小型化され、摩擦損失と軽量化の同時
解決が見込まれ、自動車の燃費向上に大いに寄与することが期待
されている。
Posted by トライボシステム展望 at 2017年03月06日 01:08
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